復興サポート 明日へin相馬(福島県) NHK連続テレビ小説「なつぞら」トークショーに行ってきました。地元福島の復興イベントに亮くんが来てくれて本当に感激でした。また、トークの内容も亮くんのお芝居についての考えや、素晴らしさがヒシヒシと伝わってきて、大満足の内容でした。あの話を聞いて「なつぞら」の「天陽くん」のシーンを見返さない人はいないはず!
*あくまでも雰囲気をお楽しみください。言葉や細かいニュアンスは脳内補完しているところが多々あります。
なつぞらトークショー 公演情報
・日時:2019/6/23(日) 15時開演
・場所:スポーツアリーナそうま
・出演:吉沢亮、磯智明プロデューサー、安藤結衣アナウンサー
・公演時間:約1時間
・入場方法:整理番号順に並び、会場内では真ん中、左右のブロックは自分で選べる感じ
なつぞらトークショー レポ
登場
なつぞらのオープニングテーマと共に、アニメ映像から乳搾りする天陽くん。演劇部でのランニングシーン、なっちゃんと似顔絵描き合うとこ、スキー勝負、なっちゃんからの抱きつき、雪の上のシーン、馬に乗ってるとこからのアニメ映像で締め
【安藤アナ登場】
・「なつぞら」が朝ドラ100作目で大きな注目を集めている等、作品の紹介後、呼び込み
【亮くん、磯さんの順で舞台向かって右から登場】
・左手で大きめに手を振ってくれる亮くん
・ビジュアル→スポニチAnnez
・ネイビーのセットアップ、前髪有り
トーク
安藤アナ「どうですか熱気は?」
亮くん「温かい拍手と熱気で安心しました。天陽だよ〜」(言い方かわいい)
安藤アナ「どうですか?相馬は?到着して何か召し上がられました?」
亮くん「昼食は牛タンを食べました」
磯さん「天陽は地味な役だし、出番も多くないけど、ここまで集まるのは吉沢さんの人気ですね」
(十勝と相馬の共通点の説明)
1.姉妹都市(大樹町、豊頃町)
2.粟野さん(子役なっちゃん)のおじいさんのおじいさんが南相馬市出身
亮くん「ふーん」(リアクション薄い)
(亮くんは前にあるモニター、磯さんは後ろのスクリーン見て、安藤アナの話を聞いていた)
磯さん「十勝の大樹町の開拓の話、草刈正雄さんの役名の大樹はこの町からとっている」
亮くん「あー、はいはい」
磯さん「”吉沢天陽”になるまでのお話。天陽が生まれたきっかけは、主演の広瀬すずちゃんにはオファーさせてもらった。男性陣はオーディション。山田くん、清原くん、中川くんも。書類選考て2500人、それから一次、二次、最終20人ぐらい。役柄や芝居の感じで役に割り当てた。吉沢さんは天陽くんがぴったり。」
安藤アナ「吉沢さんぐらいの方でもオーディションあるんですね。どんな感じだったんですか?」
亮くん「全然ありますよ。最初は監督と磯さん、ディレクターさんとお話して、ちょっとお芝居して。後日、他の役者さん4人くらいでお芝居しました。清原くんも一緒だった」
磯さん「(オーディションは)2年くらい前だから、今は人気になった人が多い。台本与えて、男だけのお芝居、女性とのお芝居とかやってもらって。山田くんは芝居勘がいいから、雪次郎。吉沢さんは実績有って、芝居だと静かな役が多かったので恋愛はどうかな?気持ちを伝えるのは?って見せてもらった。魅力的だつた。2枚目もできる、シャイもできる。リクエストにクレバーに応える。年齢の割にはなんでもできる。」
亮くん「嬉しいです。オーディションのときはビビってた。他の2人も有名な人でお芝居も素敵だったから、俺絶対落ちたじゃん!って。連絡くるまで結構時間あった」
磯さん「天陽はキーマン。相談相手でもあり、そうじゃないところもあるので、吉沢さんはオーディションで演じ分けていた。なつぞらに出て欲しいし、天陽やって欲しかった。顔で選んだんじゃなくて、ちゃんとお芝居て選びましたからね」
安藤アナ「結果はどこできいたんですか?」
亮「どこできいたっけなー?」
(~間~)
磯さん「マネージャーさん?」
亮くん「マネージャーさんから聞きました。マジか!?って。(天陽役)嬉しかったし、当時の設定から変わっているけど、ネタバレになるから詳しくは言えないけど、設定が魅力的で、僕が一番やりたかったのは天陽の設定だった。」
安藤アナ「ヒロインの相手役ということでプレッシャーはいかがですか?」
亮くん「ありました。ちょー怖かった。めちゃくちゃ怖かったけど、みなさん愛のある現場でこの人達とやっていけば大丈夫だと思った」
安藤アナ「天陽くんと似ている部分はありますか?」
亮くん「自分がこうしたいという感情よりも、相手の反応を意識しなから生きている。全体を達観している感じ、俯瞰している感じは似ている」
安藤アナ「役に対する解釈の変化はありますか?」
亮くん「暗さや闇が深い役なのかと思っていたが、やっていくとそういうわけでもない。芸術的な感覚が、人間の暗さに見えているだけで、人間としては普通だった」
「これまでのなつぞらを天陽と振り返ってみよう」のコーナー
・磯さん、セレクト
①なっちゃんと天陽が似顔絵を描き合うシーンのVTR
(VTR明け)
亮くん「懐かしい!」
磯さん「馬に乗ってるシーンなんて1年前、北海道での初めてのロケ」
安藤アナ「乗馬の練習はどのくらいされたんですか?」
亮くん「インする2ヶ月前から、こつちでも乗っていた」
磯さん「北海道の馬はどさんこという馬で、本州にいるのはサラブレッド。だから北海道きてから練習しないと。どさんこはサラブレッドではないので、ずんぐりむっくりしている。キングダムの準備でも乗ってたんだよね」
亮くん「相馬は馬が有名(相馬馬追い)ということで、最近の作品で馬に乗っているので、シンパシー感じた」
安藤アナ「北海道はいかがでしたか?」
亮くん「ステキな景色だった。北海道でしか撮れない景色だなと」
安藤アナ「食べ物は?」
亮くん「全部好きだけど、僕はジンギスカンが好きですね」
安藤アナ「広瀬すずさんの印象などは?」
亮くん「めっちゃ顔小さっ!僕の1/2しかないですよ。北海道ロケで二十歳を迎えて。作品ではよく観ていて、大人の方と共演しているので大人だと思っていたけど、年相応の感覚あるし、芝居もいい、素敵」
安藤アナ「撮影の合間にどんな話されるんですか?」
亮くん「何の話してるんだろう?何の話してると思います?」(磯さんに助けを求める)
磯さん「すずちゃんは、セリフ覚えるのに楽屋にいること多いからね」
安藤アナ「似顔絵を描くシーンについて緊張しましたか?」
亮くん「緊張しますよ。すげーみつめられるし、みつめなきゃいけないし。すげー緊張しました」
安藤アナ「絵の練習については?」
亮くん「結構練習しました。油絵とかはやらなきゃいけないんで。先生が描いてくれたのに、何かやっていくスタイルが多かったです」
磯さん「先生から絵のセンスがあると褒めらていた。演劇の絵とかは結構吉沢さんが描いている」
亮くん「0から描かないといけないのは描くしかないので!小さい頃からマンガの絵を練習するのな好きだった」
②スキー大会での照男兄ちゃんとのシーンのVTR
(VTR:天陽の好きですのセリフの前)
亮「笑って、(間が)長いよ!」
(下唇がに気なっているのか、唇をムーってやったりしてた)
(VTR終わり、照れ笑いする亮くん)
安藤アナ「どんな思いでご覧になってましたか?」
亮くん「寒そうだなーって思ってました。ホントに寒かったですね」
磯さん「この日はマイナス10度で暖かい方」
亮くん「大変でしたよ、セリフなんて口が回らない」
磯さん「天陽の衣装は(貧乏なので)薄いし、厚着できない」
亮くん「めちゃくちゃ寒かった。朝ドラの現場は朝めちゃめちゃ早い。朝4時くらいから始まる。寒いのにスキーやりだすと熱くなる。疲れる。板も長靴にくくりつけているのでまっすぐやってもぐらんぐらんしている」
磯さん「天陽は自分で(スキーの板を)作った設定なので、かなりハンデがある」
亮くん「もう何回も練習してましたねー」
磯さん「十勝の雪質は本州と違うし、当時を再現したのでスキーは重いし、装着大変だったんじゃないかな」
亮くん「身体は本当にがんばってましたね」
磯さん「まっすく歩くのも難しい」
亮くん「結構いろいろ考えながら(スキーの動きとか)芝居してた(笑)」
安藤アナ「すごく切ないですが、どういう気持ちで演じられたんですか?」
亮くん「台本も難しいし、勝ったらじゃなくて、負けたらっていう、普通逆じゃないですか?面白いなと思いつつ、天陽はなっちゃんが大好きで告白したい気持ちがないわけじゃないけど、ゴール前で勝とうとする。あそこまで自分はどうしたいのか悩んでいたんじゃないかな。だから、これに委ねてみよう。自分の思いじゃなくて、なっちゃんの夢を応援したいが強かったのかなって」
安藤アナ「男同士のバトルでしたが、吉沢さんはバトルの経験とかありますか?」
亮くん「ないですよ、なかなかバトルする機会(笑)。スポーツとかなら、剣道やっていたのてそこは負けたくないと思ってやっていました。」
③映画を観に行くシーン
(VTR:映画館のシーン)
亮くん「ここの後ろの子役たちが可愛いんですよ!(笑) キャハハ、寝ちゃってるよ!」
磯さん「退屈な映画だったんです」
(VTR :天陽「だったら行くなよ!」)
亮くんニヤリ
(VTR終わりで、亮くんニヤニヤ)
亮くん「言っちゃいましたね。”だったら行くなよ”」
磯さん「すごい反響で!」
亮くん「嬉しいですね。本当の、本音ですよね。自分の思いを伝えるのか、なっちゃんを応援するのか、わかってなかったので、ゆれにゆれていた」
安藤アナ「葛藤はどうやって演じているんですか?」
亮「考えながらやってますよ」
磯さん「天陽はセリフが多くないので、間と呼吸までうまく使ってる。吉沢さんは間をとるときは取るし、バッと言うときもある。天陽は無駄なセリフがないのだ、言う方は考えなきゃいけない」
④雪の上のシーンのVTR
(VTR中 下唇をすごく気にしてる亮くん)
安藤アナ「表情で演じられてますね」
亮くん「頑張りました。切ないですよね」
磯さん「見送る表情がせつなくて、吉沢さんにしかできない」
亮くん「告白しようと思っていたのに、マンガ映画をやりたいって、そっちか!?この前になっちゃんが行方不明ってのがあって、天陽は告白どころじゃないって気持ちを落ち着かせたのにアニメーターになりたいって、天陽からしたらこんな感じですよ」(オロオロ感を身振り手振りで)
⑤送別会のVTR
(VTR中、水のむ、下唇触る亮くん)
(VTR:母・富士子のセリフ)微笑む亮くん
(天陽:好きだ!でニヤー)
亮くん「告白しちゃいましたね、言っちゃいましたねー!台本見てびっくりしたんですよ。(”どこにいたって俺となっちゃんはなにもない、広いキャンバスの中でつながっていられる~”)あれが告白だと思っていたから、心の底でなっちゃんとつながってると思ってた。台本読んで感動してたのに、次週頭で告白したからびっくりした。それから監督と話して、腑に落ちて納得して言えたセリフ。言葉にした方がいいんじゃない?人として好きだという意味もあるしって」
磯さん「明るく言っている。言えないなら、なくしてもいいと思っていた。くったくない、振り切れた顔していて、逆に驚かされた。脚本の方から無茶ぶりがあって、それを吉沢さんがどう受けるのかが楽しみ」
⑥照男兄ちゃんの砂良さんへのプロポーズ
(VTR:バカはバカなりに~)歯をみせて笑う、水を飲む、ニヤニヤ、唇気にする亮くん
亮くん「いや~砂良と照男兄ちゃんお似合いだな~めちゃくちゃお似合いですよね」
安藤アナ「アドリブとかあったんですか?」
亮くん「基本台本通りですね。みんなで会議は一瞬して、菊介さんが誘ったんだろうなって。どういう気持ちなんだろうねって、みんなでセリフ合わせしたんでしょうね~」
磯さん「観客にバレでも、北野さんにバレないように何度もやった。3人で合わせていて楽しい現場だった」
⑦なっちゃんの絵を塗りつぶすシーン
(VTR中:真剣にモニターを見ている亮くん)
亮くん「これは完全にカメラ何台かかまえてもらって、長回しで1テイクで撮りました」
磯さん「台本にもあまり書かれていないから、解釈の仕方が個々による。最初見たとき、もう一人の吉沢亮を見たと思った(笑)」
安藤アナ「どんな思いで演じましたか?」
亮くん「思いというか、天陽の絵との向き合い方が見えたシーンだと思って、畑と絵。農業は生活するため、そこから生まれた灰汁をしょうか(消化or昇華)するためにやるもの。すごく僕は好きなシーンでしたね。衝撃的ですよね。天陽の描く絵は馬の絵とかもそうなんですけど、色味があまりないけど、なっちゃんの絵はすごく色々な色を重ねて、カラフルになっているし、感情が見えますね」
安藤アナ「演じ方の変化とかはありましたか?」
亮くん「どう変わっていったんだろう??(笑)」
磯さん「発見があった。成長を描いているは、なつと天陽しかない。なつの感情の裏側を天陽がいっている。考えて葛藤して演じているのがわかった。なつが成長していく限り続いてていくんだろうな。なつぞらは群像劇でもあるから、一人だけのシーンがあまりない。なつと天陽ぐらい。大切にしている」
安藤アナ「天陽くんも吉沢さんも男兄弟の次男ですが、共通点はありますか」
亮くん「男4人兄弟の二番目で、かなりマイペース、ほっとかれてるし自由ですね。天陽はお兄ちゃんが東京に行っちゃってるし家族を支えるのは自分しかいない、天陽はしっかりしてるけど、僕はちゃらんぽらんですね」
安藤アナ「これからの天陽くんについてと見所についてお願いします」
亮くん「どうなっていくんですかね~楽しみにしてもらいたいところ。東京に行っても、なっちゃんを心から支えたいと思っているし、出てこないことはないので。また出てきます」
磯さん「7月に大きなシーンの撮影が北海道である。天陽の人生が流れている、(なつと)接点があって、はなれて・・いろんな交わり方を楽しみにしていて欲しい」
記念撮影
(照明が明転)
亮くん「お、明るくなった。たくさんの方が来てくれて嬉しい」(右手でお手振り)
磯さん「ほとんど女性ですね、NHKのイベントではなかない」
壇上から手を振りながら階段を降りる亮くん
(歓声)
(最初しゃがんでいたが、立って撮影)
(カメラさんの準備中、ちょいちょい後ろを気にしてくれる亮くん)
(亮くん発案で、ピース。みんなでピースして、座席ブロックごとに3回に分けて撮影)
(壇上に戻る時、階段をかろやかに登る亮くん)
(雑なお手振りをする亮くん)
安藤アナ「最後に福島県、相馬市へメッセージをお願いします」
磯さん「1日も早く元気な姿になって欲しい。きれいな城下町を早く見たいと思います」
亮くん「楽しかったですか?みなさん。僕も今日を楽しみにしいました。笑顔が見えれて嬉しいです。なつぞらも続くし、今年の夏も暑いけど、がんばっていきましょう。みなさん、今日はありがとうございました」
(最後にも天陽くんのVTRがあるので、それのV振りをお願いされた亮くん)
亮くん「VTRはこれだ!!!」(人差し指と親指でL字にして決めセリフ)
(亮くんと磯さんはここでさよならで、VTR流れる)
映画の後の雪月、スキー作り、スキーの大会、雪の上などの天陽くん詰め込みVTRで終了
なつぞらトークショー 感想
ホントにホントに本当に大満足なトークショーだった。お芝居についてや、その時の天陽くんの気持ちの解釈、脚本を見て驚いたところから、どういう風に自分の中で考えを整理して納得していったのかとか、亮くんサイドからの話も興味深いだけでなく、磯さんサイドからの亮くんの演技の素晴らしさを余すとこなく伝えてもらった。帰ってからすぐ録画しているなつぞらを見直した。あとは、映像を見ている亮くんをひたすら観ていた。オーディオコメンタリーを観ている感じ。ここで表情変えるんだとか、ニヤッとしたり、歯を見せて笑ったり、思わずVTR中にコメントしたくなるほどだったんだ!!とか興奮が抑えきれなかった。安藤アナの質問に困ると、同じセリフを何回か繰り返して磯さんに助けを求めたりするところも極上に可愛かった。穏やかに、誠実に、時に笑いを挟みながら一つの役について、そのお芝居について語ってもらえる機会はそうそうないんじゃないかな。本当に貴重な機会に参加できて感激。
【福島について】
なつぞらトークショー
開始前のアナウンスに「地震があった場合の避難について」があった。
スタッフの方はは何度も荷物は膝の上か椅子の下にお願いしますと言っていた。(地震の際、逃げるのをスムーズにするため)それでも足元に置いる人もいた。
— 愛|イケメンを愛でる女 (@i_k88888888) June 23, 2019
地震があった際のアナウンスは福島では様々のイベントで流れています。
「帰宅困難区域」もまだあります。
まだまだ復興は終わっていません。
今回、吉沢亮くん、なつぞらのトークショーで相馬市、福島県の現状に少しでも意識を向けてくれた人がいたと思う。
本当にこういう機会を設けてくれたこと、福島に足を運んでくれたこと、感謝しています。