先日は幸運なことに「第10回TAMA映画賞授賞式」に参加できました。
今回はそのことを記事にしていきます。
*あくまでも雰囲気をお楽しみください。言葉や細かいニュアンスは脳内補完しているところが多々あります。
情報
スケジュール等
・日にち:2018/11/17(土)
・場所:パルテノン多摩 大ホール
・スケジュール
11:10~ 「寝ても覚めても」上映
14:10~ 「万引き家族」上映
16:30~ 授賞式
18:50~ 「モリのいる場所」上映 (実際は授賞式が押して19:10~上映)
当日の流れ
・自由席なので、早くいけば前列での鑑賞が可能ということで遅くても8時には最寄駅に着くように計画
・電車でツイッターをのぞくと5時半ですでに並んでいる人有り
・余裕をもって予定を組んだので、7時半には会場に到着(この段階で300人くらいはすでに並んでいる)
・列のそばには係員さんがいて、誘導や案内していた
・8時45分くらいから、座って並んでいる人を立たせて、列を詰めさせる
・9時に会館されると、先頭から中へ入って並ぶ
・支援会員で優先入場のハガキがある人を確認して、赤い整理券を渡していく
(整理券を受け取った人は列から離れて、座って休憩等ができる)
・当日券を求める人に前から順番に売っていく
・10時15分くらいから優先入場の方を大ホールのロビーへ入場させ、きっと整理券番号順に並ばせていたのかなと
・10時45分くらいから一般の方を順番に入場
・端の席なら8列目とかでも吸われたが、できるだけ真ん中で見たかったので、10列目前後の真ん中よりの席を確保
・「寝ても覚めても」鑑賞
・空き時間にみんな持参したお昼を食べるので、ロビーなどのソファなどはすぐに埋まる、外にあるファストフードもお昼どきでちょっと並んでいた
・「万引き家族」鑑賞
・授賞式
・「モリのいる場所」鑑賞
その他
・パンフレットは支援会員さんだけかと思いきや、支援金300円支払えば買えた
授賞式
・客席から向かって左端にMC、実行委員の方5人の椅子、スクリーン、マイクをはさんで、右側に受賞者の座る椅子
流れ
・授賞発表
・スクリーンに出演作品映像が流れる
・本人登場
・賞状、花束、トロフィー授与(女性にはオルゴールも授与)
・本人コメント
・MCと質疑応答
最優秀新進女優賞・深川麻衣さん
最優秀新進女優賞・伊藤沙莉さん
・最初の挨拶で感極まっているところが印象的で、言い終わったらすぐに席に着こうとして、MCの方にもう少しお話聞かせてくださいと止められていた
・「沙莉おめでとう!」とファンの声援飛ぶ
最優秀新進男優賞・吉村界人くん
・「僕みたいなやつが、こういう場所に立てるのは稀有なこと。テンパっている。」と動きや発言が面白くて、会場が笑いに包まれると「笑っちゃいますよね?」と何度か言ってた。
・MC「作品で叫ぶことがあったが、違いや難しさは?」
・吉村くん「正直、全部難しくて、これはオレ出来たじゃっていうのはなくて、いつも悩みながらやってます」(会場へ笑いすぎですよとつっこむ)
・MC「パンフレットに”負けてはダメだ”と寄せてくれましたが」
(最初、あれ?そんなこと言ったっけ?みたいなリアクション、会場爆笑)
・吉村くん「自分の言葉には責任を持ちます!人前に出る、表現する立場だと負けそうになる・・(MCに)お名前は?、●●さんもビビったりするじゃないですか?僕は身長が180cmあるわけじゃないし、かっこいい顔じゃないし、がんばろうと鼓舞している」
・MC「今後の抱負は?」
・吉村くん「あう、ほうふ?自分らしく、うまくいかないな、生きづらい人に言いたい」
(長く熱く話してくれたんだけど、ちょっと私の理解力不足でまとめきれなくて申し訳ない。たぶん自分らしく生きて、演じて、うまくいかない人のに勇気を与えられるようになりたいってことなのかな~と)
・とても緊張していたのかキャラなのかはわからないけど、とても面白いスピーチだった。気取らず、正直で、熱い人なのかなと。新たな魅力的な役者さんだと、今後注目しようと思えるスピーチだった
最優秀新進男優賞・亮くん
・真ん中分けウエービー、黒スーツ、茶襟青のシャツ
・流れた映像は「リバーズ・エッジ」
【表彰コメント】
「多彩な表情で心の奥に闇を抱えた役から相手を包み込む優しさをもつ役まで幅広く演じ、その奥深い眼差しは観る者を虜にした。繊細で深みのある佇まいは、まだ見ぬ新たな表現を期待させる」
【コメント要約】
・賞とかをもらうのは初めてで、映画を愛している方から選んでもらって嬉しい
・3年前から映画を中心にしたいと、マネージャーと話した
・共演者やスタッフ、監督の出会いが賞に導いてもらった
(マイクを賞状を渡す実行員の高さから、アシスタントの方が亮くんのために高くしたが、されにそれを自ら高くする亮くん)
・MC「リバーズ・エッジの現場の雰囲気は?」
・亮くん「作品はドロッドロだけど、現場は爽やかで仲良い、刺激的だった。90年代の世界観を今の自分たちがどう描くのかみたいと監督に言われた。すごい考えながら芝居した。楽しかった」
・MC「8本、多彩な役柄だが」
・亮くん「どの役も違うタイプ、幅が広い役をたくさnやらせてもらって楽しい。一つひとつ愛情をこめたものが公開されていくのは少し寂しい。これからも映画をもっともっとやりたい」
・MC「今後やってみたい役は?」
・亮くん「いろいろありますよ。やったことない役、たくさんありますから。あえて言うなら、ちょー普通、なんの特徴もない等身大のもの」
・MC「今後の抱負は?
・亮くん「今後も映画をメインにたくさんの方にエンターテインメントを届けていけるよう頑張るので、作品をチェックしてください」
(右手でトロフィーもっているので、左手で身振り手振りして話していた)
・亮くんが席に座る際、吉村くんが立ち上がり握手して、抱き合う2人
最優秀新進監督賞・三宅唱さん
最優秀新進監督賞・今泉力哉さん
・「TAMA NEW WAVEでも賞をいただいた。『パンとバスと2度目のハツコイ』に出演した深川さんと伊藤さんと2人と同時に授賞して嬉しい」
・MC「女性の気持ちをよく理解されていて~」
・今泉監督「姉と妹がいるので、女性に理想を抱かないだけで、全然理解はしていないです」
・今泉監督「女性の気持ちはわからないけど、役者さんの面白いアイディアを閉ざさないようにしている」
最優秀女優賞・安藤サクラさん
・ビデオメッセージ
・「産後間もない頃に撮影、是枝さんが本能的に持っているものとのぶよをうまくすりあわせてくれたので、こういう機会を頂けた」
・「キティちゃんに会えなくて残念です」
最優秀女優賞・松岡茉優さん
・登壇してすぐ、着席している受賞者の方々への礼、賞状などを授与してくれる方へ自ら両手で握手、アシスタントの方へのお礼、着席したときの姿勢など、素晴らしい女性だなと感激した
・「おめでとう」とファンの声援飛ぶ
【コメント要約】
・ファンのみなさん、選んでくれた方、キャストスタッフにありがとう
・最優秀女優賞が他の映画祭と同様に一人なら、私はここにいない。完全に2位だと思っている
・リリーさんが安藤さんのあのラストシーンで8つ賞が取れるよと言っていたが、どの賞のことを言っているのかわかりませんがそうだなと
・2年前に賞をいただいてから、一番の成長はあのシーンを悔しいと思えたこと
・ここで俳優として認めてもらえたから
・今回、認めてもらったんだという自信と温かい気持ち、たくさんの方が映画を観てくれたという後押しで、これから飛躍していくことを誓います
・茉優ちゃん「今、もう勝手にふるえてます・ヨシカを通して監督とお話をした、親友の伊藤沙莉もヨシカ側に人間」
・茉優ちゃん「12/10にインして、撮影20日間、クリスマスも年末感もなく走りきった」
・茉優ちゃん「子役時代からの十数年のすべてを出し切らないとかなわなかった」
・茉優ちゃん「是枝組は、一個も通用しなかった。ニコニコしながらもう一回と言う」
最優秀男優賞・東出昌大くん
欠席、翌日登壇予定
最優秀男優賞・松坂桃李くん
・受け取ったトロフィーをまじまじと見る
・すでに高くしてくれたマイクを、自分でさらに高しますと宣言して高くする
【コメント要約】
・TAMA映画賞は10周年、僕も芝居を初めて10年でなにかの縁、袖で10年を振り返っていました
・初めてドラマが決まった時、チーフマネージャーから、「松坂くんはバーターだからね」と言われた
・バーターについて説明してくれる(受賞者の役者が笑顔、あるあるだよねって表情)
・2年目も今年が勝負と言われ、三年目もここで結果を出さないと終わりだと、その後も精神的にくることを言われ続け、メンタルが強くなりました
・作品に出会わせてくれたのもチーフで感謝している
・30歳になるので、恩を返しきれるわからないが、ひとつひとつ作品をと向き合って返していきたい
・MC「孤狼の血はいかがでしたか」
・桃李くん「贅沢な時間でした、役所広司さんが包み込む優しさと厳しさがあって、存在するだけでキュっとしまる、あの背中は本当に大きかった」
・役所さんからライターをもらったと、取り出す(ここで見てないとわからないので、DVD買ってねと宣伝も挟む桃李くん)
・MC「難しい役にチャレンジした年でしたね」
・桃李くん「娼年に関しては、濡れ場はもうしばらくやらないんじゃないかなっていうくらい濃厚な感じでした。”二ターッ”の練習を家でどのくらい口角を上げればいいのか練習した」
特別賞・上田慎一郎監督、及びスタッフ・キャスト一同
・監督欠席、プロデューサー、キャスト登壇
・監督ビデオメッセージ「映画は続ける、カメラは止めない!」
・キャストの一人ひとりが挨拶をする際、大きな声で名前を叫ぶファンがいた
・最後は全員でゾンビポーズ
特別賞・沖田修一監督及び山﨑努・樹木希林はじめスタッフ・キャスト一同
・沖田監督と山﨑努さん登壇
・沖田監督「誰かの何かが変わったらいいなと思って作った」
・山﨑さん「何のことも起こらない映画、そういう所に惹かれて出演した。こいいう映画でお客様が来てくれるのか不安だったが、いっぱい入ってくれました。楽しんでくれました。賞までもらってうれしいです。ここに樹木希林がいればもっとよかったんですが、残念です。仕方ないです」
・吉村くんも並んでお話伺うことに
・MC「何も起きないのは演じていて難しかったか?」
・山﨑さん「難しかった、守一さんが好きだったので、憧れている人をやるのは難しかった」
・沖田監督「何も起こらなくはないですよ(笑)」
・吉村くん「(樹木希林さんに)若い頃のジュリーに似ているってかわいがられた。山﨑さんともお話・・しましたよね?」(会場爆笑)
山﨑さん「(希林さんとは)文学座で50年、だけど共演したのは初めて。入る前に体調が悪いと聴いていたが元気で、逆に熱中症で心配かけた。(だれかが骨折して松葉杖だったので)逆に一番元気だったのが希林さんだった」
・MC「今後の抱負は?」
・沖田監督「ないです」(会場爆笑)
・沖田監督「希林さんがトロフィーをランプにしていたから、したいです」
・山﨑さん「ないです。しばらく冬眠したい」
最優秀作品賞・『寝ても覚めても』濱口竜介監督、及びスタッフ・キャスト一同
・監督欠席、エグゼクティブプロデューサー福島さん登壇
・監督ビデオメッセージ
・吉村くんも並んでお話伺うことに
・伊藤さん「最初はセリフを棒読みするのが難しかった。どうしても感情が乗ってしまうところがあるので、そこは大事だよねって確認をした」
最優秀作品賞・『万引き家族』是枝裕和監督、及びスタッフ・キャスト一同
・監督欠席、プロデューサーが松葉杖で登壇
・両手がふさがっているプロデューサーのために茉優ちゃんが代理で賞状などを受け取る(気遣いが素晴らしい)
・監督ビデオメッセージ(パリのお墓の前)
・MC「カンヌはいかがでしたか?」
・茉優ちゃん「希林さんが雨のカンヌが見られてよかったわとおっしゃっていた」
・茉優ちゃん「是枝監督は1回でOKがでない監督だから、茉優ちゃんが希林さんに膝枕してもらうシーンは、希林さんはテストのつもりでやっていた」
授賞式の亮くん一挙手一投足
(映像が流れているときは、振り向いて映像を見ている亮くん、一瞬明るくなったとき、暗闇に映る横顔が美しいこと美しいこと)
(座っている方はスピーチしている人の後姿よりはスクリーンを見ることが多かったが、亮くんは肉眼で見ることが多かった)
(吉村くんと目が合ってにっこりする亮くん)
(吉村くんが声をかけて、その発言に笑顔の亮くん)
(たまに客席を見回すような感じの亮くん、目頭を押さえたりしたことも)
(亮くんの拍手は、右手を下に固定して、左手を上下させるやり方)
(たまに背筋を伸ばすが、すぐに猫背になってしまう亮くん)
(今泉監督が、誕生日が東出くんと亮くんと一緒!!さらに中村雅俊さん、みうらじゅんさんも!という話をしたとき、「おお」って言って笑顔になってた)
(今泉監督が、席に着く際、監督に会釈して笑顔な亮くん)
(桃李くんが袖で10年を振り返っていたと言ったとき、亮くん笑顔)
(一度咳をしていた亮くん、両手で押さえる)
(カメトメの際、男性が大きな声で叫んだ瞬間、伊藤さんは一瞬動きが止まって、そちらを見るが、亮くんは微動だにせず、キャストを見ていた)
(カメトメのメンバーのゾンビポーズに微笑む亮くん)
(沖田監督の「何も起こらなくはないですよ(笑)」には一瞬のけぞって笑顔の亮くん)
(吉村くんの発言には常ににっこりの亮くん)
(たまに、袖を伸ばすような動きをする亮くん)
(最後に受賞者の方への大きな拍手をしたとき、亮くん、他の人と比べて礼が長めだった)
(記念撮影のために移動する際、一瞬両手ポケットへ)
(撮影前、隣の伊藤さんと談笑する亮くん)
(撮影の際、体の向きを変える際、持っている花束が伊藤さんの邪魔にならないようにこっそり気にしていた亮くん)
(降壇する際、きちんと一礼してから去っていった亮くん)
感想
亮くんの初の授賞式を同じ空間でお祝いすることができて感激!きっと賞が欲しくて俳優という仕事をしているわけじゃないだろうけど、今までの努力のひとつのわかりやすい認められた結果として、しかも映画を好きな人に認められての賞というのがおめでたい。そして茉優ちゃんのコメントが心に残っている。
「ここで俳優として認めてもらえたからだと思っています」と自身を見出してくれた同映画賞への感謝を語り、「今回最優秀女優賞をいただいて、認めてもらったんだという自信と温かい気持ちと、たくさんの方が映画を観てくれたんだという心強い後押しで、これから飛躍していくことを誓います」と宣言
引用元:モデルプレス
第三者から認めてもらうことで、自信となりこれからの飛躍の糧となるのが、映画賞なんだなと。亮くんもこれからのますますの活躍で、その結果が自然と最優秀男優賞に繋がればいいなと。
最近、亮くんを好きになって初めて知ること、関わることが多い。
映画から遠ざかっていて、何年も映画館に行くことがなかったのに、まさか映画祭に足を運ぶことになるとは。そして今回、吉村くんのおもしろいキャラや、茉優ちゃんの女性として、俳優としての素晴らしさなど知るきっかけをくれた。自分では絶対に観に行くことがなかったであろう映画にも触れることができ、亮くんのおかげでエンタメ系の世界が広がっていくことに感謝だなぁと。来年は、今まで興味がなかった朝ドラを見ることになるだろうし、これからもどんどん新しい世界へ連れていって欲しいなと。