亮くんの最新映画【 あのコの、トリコ】の印象的だったこと、
亮くんの演技のここが良かった!などの感想です。
あらすじ
地味で冴えない男子高校生・鈴木 頼は、東京の高校に転入し、幼なじみで初恋の“あのコ”立花 雫と再会。女優を目指し真っすぐにがんばる雫にあらためて恋をした頼は、あるきっかけから、雫の付き人に。ランジェリー広告の撮影日、共演するはずだった人気俳優の東條 昴が、アクシデントで帰ってしまい、雫は降板させられそうになる。そんな雫を助けるために頼はなんと昴の代役を引き受ける。そして、この広告が話題となり、頼と雫、昴の未来を変えていく―。
昴が遂に雫に告白、しかも自分が主演する恋愛映画の相手役に雫を指名する。複雑な想いを抱えながら頼もアート系の映画の主演に抜擢される。頼と雫は互いの夢に一歩ずつ近づくにつれ、すれ違っていき……。そんな中、昴が頼を呼び出し「雫は渡さない」と宣戦布告。雫への想いが抑えられなくなった頼は、昴に無謀な勝負を挑む。
恋と夢が複雑に絡み合う、幼なじみ3人の想いの行方は……?引用元:映画『あのコの、トリコ。』
印象的だった点
この映画で印象的だったのは、「スローモーションの使い方」と「回想」と「対照的なシーン」だった。
まず、雫と頼の再会のシーン。頼の心臓が止まるかと思うような緊張感がスローモーションで際立っている。それ以降もここぞ!というシーンはたいていスローモーション。
あまり多様されるとテンポが悪くなりそうでけど、絶妙なバランスで効果的に用いられていると感じた。特にドキドキするシーンがスローモーションになっていて、キュンとして自分の鼓動は早くなるのに、画面はスローで、そのアンバランスさが心に残るシーンとなるのかなと思った。
次に「回想」。これも一つの映画にしては多いなと観ていて感じた。きちんと数をかぞえたわけではないので、実際の数字は多くないのかもれいないけど、要所要所に導入されていたイメージ。これは頼の原動力になるきっかけ。雫と再会するまで、再会して間もなくの頼はダサくて、言いたいことも言えない、声も小さい、タイミングも悪い男だった。それでも雫のためなら何でもできる。勇気を持てる。そのスイッチを入れるために、頼は目を閉じる。そして幼少期、再会してから女優という夢にかける雫に思いを巡らせる。それが頼の行動の後押しとなる。同じシーンを普通に観て、回想で何回も観せられると、普通ならもういいよ!ってなるけど、そうだよね!夢に向かっている雫を頼の目を通して見るととてもキラキラしているよね。それは守ってあげたくなるよねって思えるから不思議。
最後は「対照的なシーン」。これはもう全編に渡っている。子供の時のジャングルジムから落ちる雫を助けようとする頼と、ロミオとジュリエットの舞台から落ちる雫を助けようとする頼を初め、あげればきりがない。昴と頼は互いの活躍をネットニュースやSNSで目の当たりにして悔しそうだし、映画の撮影の中のシーンでも、頼も昴もバックハグをしているし、雫と頼がお互いを励ます言葉や内容なども。あとは抱き着く雫に対する反応も。その対比で、頼の成長や、ライバル関係、親密な関係などが効果的に伝わってくるのだろう。
ここを観て欲しい!!
亮くんがインタビューなどで見所を伝えてくれているけど、亮くんのファンとして、
一個人の私に刺さったポイントです。
ダサい頼
まずは、頼のダサさ!亮くんの中には絶対になりだろうというくらい、ダサい。
バスでメガネがずれている姿、走り方も右肩が不自然に上がっていて、パッと見で運動ができないどんくさい男を見事に演じている。ただ、亮くんの隠し切れない魅力があるので、母性本能くすぐられまくりにまくってしまう。
頼が紙を拾ってもらって御礼を言うとき、絶対に相手の顔を見ないところも何気に、頼のコミュニケーション能力を表しているようで好きだし、再会した雫にじろじろ見られているときの緊張でガチガチのギコチナイ動きがわかいい。
そして、電話にでるときの頼はダサすぎてびっくりした。猫背で口元をおさえる姿がホントに気弱な感じで、だんだんと自信をつけていくと電話の仕方も変わっていく。
たぶんそんなに鳴らないのが普通の生活だったんだろうな。最初は自分に電話にきがつかないことが多い頼。頼の過去の携帯との付き合い方すらも透けて見える亮くんの演技すごいなぁと。
水族館で雫にサメを触ってみるように言われ、サメを怖がる姿が、秋葉にいるオタクっぽいしゃべりかたに聞こえて、萌え
頼の身体
もうこれはた「頼」というより「吉沢亮」の魅力となってしまうが、出てくるシーンと相まって素晴らしいので、ぜひ注目してほしい。
最初に見とれたのは「唇」。ドラッグストアでリップを選ぶ際に、色味を確認する際に、自分の唇に当てているシーン。あの完璧な唇にリップがあてがわれているって悩殺ものだ。
そして、下着のCMの撮影シーンはもう当然ですよね。色気ダダもれ。むしろ色気のオーラで包まれて、発光してるといっても過言ではない。雫と2人で下着姿で、色気MAXなのに、さわやかさがあるってすごすぎる。
服を脱がされる2パターン。水族館で雫にシャツのボタンを外されるときの顔と、映画の撮影で共演者キラーの華にTシャツを脱がされる頼の顔。もうどっちも素敵。イケメンが美女に脱がされるってもう芸術性が高すぎて、ルーブルに飾ってあっても不思議じゃない。
表情
どの表情も素晴らしいのは当然のこととして、特に注目して欲しいのは、昴絡みの頼の表情。雫に見せる表情とは違って、頼の男としてのプライドや意地がにじみ出てくるなんとも言えない表情をしている。オスの顔というか、そそられる。
その他
雫との初めての台詞合わせで、めちゃくちゃな棒読みからの、甘く優しい「忘れないよ」が完璧すぎて、これが本当の”高低差在りすぎて耳キーンなるわ!”だと思った
水族館で、水もしたたるいい男からの、色っぽい上半身裸でなので、くすぐったそうにしているって、すごすぎて感情が追い付かない!
季節は違うけど、クシャミする頼を見てから、脳内で広瀬香美の「ゲレンデがとけるほど恋したい」が流れてた。
”かぜひくよ”そっとマフラー貸してくれた なんてやさしい人
そんな矢先クシャミ連発 信じられない なんてダメな人
そのギャップがいいんですよね。もう彼に夢中ですよね
ロミジュリの頼がめっちゃイケ散らかしている
そこで雫を受け止めるシーンがが衣装も相まって、舞踏会で踊っているような美しさ
ここでもスローモーションが効果的に使われている
考察
空と頼の気持ちはリンクしているのかなって思った。基本的に雫のために頑張っているときは青空。ロミオを昴に取られ、足にひびが入って、雫と電話するときは夕焼け。ワンカットのシーンも夕焼けのセット。そして、日本シネマの最優秀新人賞を取れなかった日は初めての夜のシーン。
*4/24(水)にDVDが発売されたので、ネタバレの部分は削除しました。
